FUJIFILM XF16-55mm F2.8 R LM WR IIを持って、2026年7月に壱岐島へ日帰り旅行に行ってきました。神社や断崖絶壁、海水浴場、巨岩など被写体の幅が広い一日だったので、このレンズの実力を確認するには良い機会になりました。この記事では、実際に撮影した35枚の作例をもとに、開放付近の描写や絞り込んだときの変化、AF・操作性について書いていきます。
XF16-55mm F2.8 IIの重さとサイズ感
まず持ち歩いての印象ですが、410gという軽さは以前のI型(655g)を知っていると特に感じられます。全長も短くなっていて、X-T5に装着した状態でも重心が手前に寄りすぎず、一日中首から下げていても負担が少なかったです。
今回のように神社の参道を歩いたり、崖沿いを移動したり、海辺を歩いたりと行動範囲が広い旅では、この軽さは素直にありがたいと感じました。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 31mm | f/5.0 | 1/850s | ISO250
海に立つ一枚岩を狙うような場面でも、軽量なぶん手持ちで構図をあれこれ試しやすいと感じました。
開放F2.8での描写(ボケ量・周辺減光・解像感)
左京鼻の断崖を16mm・f2.8で撮った際は、画面全体で解像感がしっかり保たれていて、周辺の流れや減光もほとんど気になりませんでした。ズームレンズの広角端としては安定した写りだと感じます。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 16mm | f/2.8 | 1/4000s | ISO250
広角開放でも四隅までシャープさが保たれていて、風景の広い範囲を一枚に収めやすいレンズです。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 39mm | f/2.8 | 1/2900s | ISO250
中望遠側のf2.8では、手前の岩に波が打ち付ける様子を大きく写しつつ、背景の海面が自然になだらかにぼけていて、被写体を浮き立たせる描写でした。
絞り込んだときの描写変化
猿岩や左京鼻など、手前から奥まで全体をくっきり写したい場面ではf10〜f11まで絞って撮影しました。絞り込んでも解像感の低下はほとんど感じられず、パンフォーカス的な写真でも安心して使えるレンズです。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 41mm | f/10.0 | 1/750s | ISO250
絞り込むことで手前の岩肌から奥の海面まで、ピント面が広く保たれていました。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 25mm | f/11.0 | 1/320s | ISO250
f11まで絞った猿岩の写真でも、岩の質感がしっかり出ていて、絞り込んだ際の解像力の高さを感じました。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 55mm | f/11.0 | 1/340s | ISO250
テレ端で絞り込んでも画質の破綻は感じられず、望遠側もF2.8通しの安心感があります。
AF速度・操作性で気づいたこと
屋外の明るいシーンでは、AFはほぼ迷うことなく素早く合焦しました。移動しながらの撮影が多い旅の撮影スタイルでも、シャッターチャンスを逃しにくいと感じます。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 42mm | f/3.2 | 1/60s | ISO400
屋内のランチシーンでは、シャッタースピードが1/60sまで落ちる場面もありましたが、AFは迷わず合焦し、手ブレも防塵防滴ボディとの組み合わせで安定していました。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 35mm | f/6.4 | 1/1400s | ISO250
ズームリングの回転もスムーズで、焦点距離を変えながらの構図調整がストレスなく行えました。防塵防滴仕様のため、海沿いや潮風の中でも気兼ねなく使えたのも良かったです。
このレンズが向いている被写体・シーン
今回の壱岐島のように、神社仏閣・断崖・海水浴場・巨岩など被写体がころころ変わる旅行先では、16〜55mmという焦点距離域の広さが特に活きます。レンズ交換の手間なく、広角の風景から望遠寄りのスナップまで一本でこなせるのは大きな利点です。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 16mm | f/7.1 | 1/640s | ISO250
広角側は岩と空を一枚に収める風景撮影で活躍し、旅先の記録写真に向いていると感じました。

📷 FUJIFILM X-T5 | XF16-55mm F2.8 R LM WR II | 24mm | f/5.0 | 1/1100s | ISO250
独立した一枚岩のような被写体も、広角〜中間の画角で無理なく画面に収められるのはこのレンズの守備範囲の広さゆえだと感じます。
直方のあじさい撮影記でも同じレンズを使いましたが、花のクローズアップから風景の引きの絵まで、被写体を選ばずに使える点は共通して感じるポイントです。
よくある質問
Q: XF16-55mm F2.8 IIの重さは?
A: 410gです。I型(655g)から約4割軽量化されています。
Q: X-T5との相性はどうですか?
A: 軽量なボディとのバランスが良く、手持ちでも重さを感じにくい組み合わせです。
Q: I型との違いは?
A: 大幅な軽量化とサイズダウンに加え、ズーム全域で最短撮影距離0.3mを実現するなど近接撮影性能が向上しています。
Q: 防塵防滴には対応していますか?
A: 対応しています。防塵・防滴・-10℃耐低温構造で、海辺など環境を選ばず使用できます。
Q: フィルター径は?
A: I型と同じ77mmです。既に77mm径のフィルターを持っている場合はそのまま流用できます。
総評
F2.8通しの標準ズームでありながら軽量で取り回しがよく、開放から絞り込みまで安定した描写を見せてくれるレンズです。旅先で被写体が次々と変わるシーンでも一本で対応できるため、RAW現像をせずJPEGで完結させたい人や、荷物を減らしたい旅行好きの方に向いています。単焦点のような強い個性よりも、オールラウンドな使いやすさを求める人におすすめのレンズです。

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